鹿苑

旅とお酒の記録

SUNQパスで行く九州バスの旅 第4回 九州横断編 九州横断バス乗車記

前回は湯布院の温泉に入り、街を観光しました。

前回はこちら

 

今回はバスで一気に熊本まで抜けます。

 

第4回 九州横断編 由布院駅前バスセンター→熊本交通センター

バス5台目 九州産交バス 九州横断バス8号 由布院駅前バスセンター→阿蘇駅

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 2017年8月22日14時50分、由布院駅前バスセンターから九州横断バスに乗り込みます。

 

九州横断バスとは文字通り九州を横断する形で熊本〜湯布院・別府を結ぶバス。熊本地震前は4往復走っていたようですが、現在は毎日2往復のみ運転され、熊本〜別府と熊本〜湯布院の1往復ずつとなっています。今回は湯布院始発の熊本行きを利用しました。

勿論SUNQパスで乗車可能。ただし要予約の座席定員制です。ネット予約も可能みたいですが、電話でSUNQパス使用の旨を伝え、予約しました。

 

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主要バス停を地図にプロットしてみました。地震被害で以前とはルートが変更されているようです。


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由布院駅前バスセンターを発車。乗客は数名程度。


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過酷なスケジュールで疲れていたため暫く寝ていました。


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飯田(はんだ)高原の長者原(ちょうじゃばる)を行くバス。正面は九重連山です。

 

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右が星生山(ほっしょうざん)で、中央が1995年に噴火した硫黄山と呼ばれる部分。

黄山の部分だけ、火山ガスを影響か植生が全然ありません。噴火警戒レベルは1(活火山であることに留意)。


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異様な光景。こんなものが普通にバスから見られるのが驚き。


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九重連山を越えて久住高原。絶景です。奥に見えるのは阿蘇の山々。


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バスにトイレは付いていないため、途中の瀬の本(三愛レストハウス)で20分休憩。


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遥か彼方にこれから向かう阿蘇の山々が見えます。この風景は「釈迦の涅槃像」と呼ばれてるとのことです。確かに左から顔、胸、足のように見えます。

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変わった形の根子岳。お釈迦様の顔の部分。


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黒川温泉にも停車。是非一度泊まってみたい場所です。


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湯布院を出発して約2時間、遂にバスは阿蘇の外輪山を越えてカルデラの中へ。感動的な光景です。

他に絶景ポイントは沢山ありましたが、動くバスから写真に収めるのは難しい。展望スポットがあってもバスは止まってくれないため、車で来た方が楽しめそうです。

 

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阿蘇の地形。中央の阿蘇五岳(中央火口丘群)と外側の外輪山の間に、人が住み鉄道が通る平地があります。このカルデラを作った4回の噴火の最後、9万年前に起きた破局噴火では火砕流が現在の山口県まで到達し、火山灰は日本列島を覆い尽くしたらしいです。恐ろしや。


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カルデラ内の風景。


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阿蘇駅に着きました。九州横断バスはここでまた10分停車します。私はここで下車しました。

 

駅には道の駅も併設され、阿蘇の名産品が食べられます。写真撮り忘れましたが、飲むヨーグルトが人気です。

 

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阿蘇駅構内。2016年の熊本地震の影響で2018年6月現在でも豊肥本線肥後大津阿蘇が不通となっており、工事は行われているものの復旧時期は未定です。JR九州のプレスリリースを見ると被害の甚大さがよく分かります。

私は地質には詳しくありませんが、このような記事を見ると、やはり崖崩れの多さは火山性の地質とも関係しているみたいですね…


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次のバスまで1時間ほどあったため、駅周辺を散策してみました。

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「あか牛」という牛が名物のようです。


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インスタ映えしそうなバス停標。

 

バス6台目 九州産交バス やまびこ号 阿蘇駅前→熊本交通センター
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18時。あっという間の滞在でしたが、熊本〜大分を結ぶ「やまびこ号」で阿蘇を去ります。次は車でゆっくり旅したい。

九州横断バスと異なり、観光色の薄い客層でほぼ満席でした。

国道57号阿蘇大橋付近の崖崩れで不通のため、外輪山を越えるミルクロード(県道339号)に迂回して肥後大津へ向かいます。九州横断バスも同じルートです。

 

肥後大津駅から先はJRが復旧しているため、熊本へ急ぐ客が大勢降りて行き、次の熊本空港でまた満席に。
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20時ちょうど。熊本交通センターに着きました。


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夜の熊本城。

 

九州1日目もこれでやっと終わり。東海岸の別府から西海岸の熊本まで一気に横断しました。

翌日は南阿蘇、高千穂を経て再び東海岸の延岡を目指します。